早起きは三文の徳

早寝

脳が成長しているのは、22時から26時の間です。
眠っている間に「海馬(かいば)」と呼ばれる知識工場が活性化します。
また、寝ている間に成長ホルモンが分泌され身長も伸びます。
メラトニンは睡眠のサイクルをコントロールする神経ホルモンの一種で、体内時計の調節を担い睡眠を促し身体を休ませる働きをします。

早起き

早起きはやる気の源であり、睡眠時の海馬の働きを良くします。
海馬は記憶したことを知識に変えます。早起きするとセロトニンという物質が多く分泌され、心の高ぶりを静め、「ほっと」落ち着かせ安らぐ気持ちを作り出してくれます。
また、日常生活の中で何でもないようなことを嬉しいと感じることができ、感情豊かな子どもになります。

朝ごはん

成長期の脳は睡眠時にも糖とアミノ酸をたくさん使うため、朝ごはんを食べないと脳が燃料不足になります。
血糖値をゆっくり上げるために炭水化物・アミノ酸たっぷりのタンパク質(味噌、納豆、豆腐、卵、乳製品など)を摂取するのが理想的です。
昔ながらの日本の朝ごはんが、脳にとって一番良い食事であるといえます。

芝生をとおして乳幼児の足育を考える

 今から15年ほど前にハートピア保育園で園庭を全て芝生に変えました。
その後、開園した内部ハートピア保育園、日永ハートピア保育園も園庭は全て芝生です。
春から夏にかけては、ティプトンという西洋芝生はよく伸びるので2週間ごとに芝生を刈り、定期的に肥料をやり、毎日水をあげなければなりません。
成長が止まる10月頃にペレニアルライグラスという冬芝生の種を蒔き、冬の間も緑色の芝生を保てるようにしています。
芝生によって子どもたちの園庭での怪我が少なくなり、子どもたちの好奇心をくすぐる虫や鳥が多く集まってきます。
そして、緑をとおして子どもたちの心が癒されます。
理事長のわがままの為に職員の水やりのお仕事が増えますが、子どもたちの環境を良くする為に快く協力してくれています。
 私が幼児教育に関わる仕事について34年になりますが、園庭を芝生に変えようと思ったきっかけは、園児の変化が気になったからです。
 4歳までに形成されるといわれている土踏まずのアーチが十分に形成されていない子どもが見受けられます。アーチの役割はバネと同じであり、荷重を受け止め支え、かつ歩く為に足が地面から離れるとポンと戻り、歩行に推進力を付けてくれます。
また、5本の足指が地面に着いていない子どもが気になりました。
散歩に出かけると直ぐに音をあげ、長い時間立っていられない、立つ姿勢が安定しない、転びやすい子どもが増えたことに起因します。
 足は全身を支え、立ち歩くことを可能にしている器官です。
私たちは何気なく立っていますが、体重が15㎏なら、足には上から15㎏の重さがかかると同時に、地面から同じ力で押し返されています。この押し返しによって、私たちは倒れずにいることができます。
そして、5本の指が地面や床にしっかり着いて初めて立つ姿勢が安定します。
指がぐっと踏ん張って地面をつかむブレーキのような役割も果たしており、指がしっかり着いていないと急に止まれず、転びやすくなることが考えられます。
 芝生の上を時には裸足になって、芝生を足の裏から感じるのも感覚の敏感期にある子どもにとっては必要なことかもしれません。
最後に、子どもの足の成長に靴が大きな役割を果たしていることを保護者の方に再認識して頂きたく思います。

赤ちゃんが 手を伸ばす先は?

赤ちゃんにとって、親は全ての欲求を叶えてくれるかけがえのない大切な存在。
信頼感や安心感を育む関係は、赤ちゃんの心がしっかり育ち、心が成長する基礎になります。
しっかり赤ちゃんを抱きしめ、目と目で見つめ合い語り掛けてみて下さい。
これが子どもの心を豊かに育てる第一歩です。
毎日の何気ない赤ちゃんとのやり取りの中で、信頼関係や愛着が結ばれてきます。
その時間を大切にしたいですね。