
大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては初めてのことが沢山あります。
その新鮮な喜びや驚きを、お父さんやお母さんに伝えたくてたまらないのです。
忘れてしまった遠い昔の自分に戻って、一緒にわくわくしてみませんか?
同じ気持ちを共有することで、しっかり繋がりあっていくのだと思います。
子どもにとっては 見るもの 聞くもの 触れるものすべてが新鮮で ワクワクしています
「私にもそんなことあったなぁ」と ちょっと立ち止まってみませんか‼
子どもをダメにする五つの「こ食」
- 「孤食」小さい頃から独りで食事をし、発育に必要な栄養分が足りなくなるばかりか、社会性や協調性といったものも身につかなくなります。
- 「個食」家族で食卓を囲んでいるのに、それぞれがバラバラの物を食べ、好き嫌いを増やし、何よりもわがままな性格にします。
- 「固食」何時も同じものしか食べない、やがて生活習慣病になるのは目に見えています。
- 「小食」ダイエットを気にし、栄養が足りずに無気力になります。
- 「粉食」パンなど柔らかいものばかりで育てば、噛む力が弱く運動能力も育ちません。
「健全な精神は健全な肉体に宿るとは、昔から言われていることです。」
これは全くその通りで、子どもを育てる上でまず基本となるのは食生活です。
近頃は、切れやすい子どもが増え、その延長線上には様々な犯罪が起こっています。
けっして「食育」と無関係であるとは思えません。
習慣というのは恐ろしいものです。
一度身についた食生活は、なかなか改善されるものではありません。
だからこそ今、「食育」を真剣に考え直さなければいけないのです。
子どもの発達において、0歳から3歳までは親とのスキンシップが重要な時期です。
3歳から8歳までは人間形成の時代、つまり人間の一生を左右する大切な時期です。
8歳から10歳までの二年間で、脳はすさまじい発達をし、自我が芽生え、好き嫌いも明確になってきます。食生活で言えば、この時期までに好き嫌いを無くさなければ、それは一生残るというわけです。
時代の変化に伴い、小さい頃から保育園で多くの時間を過ごす子どもが増えています。
朝食を取らない大人が増え、夕食はみんなバラバラ。
これでは、子どもがあまりにもかわいそうです。
箸の持ち方も身につかず、楽しい会話をする術も分からず、社会性の欠如した子どもが増えてきていることは事実です。
せめて30分早く起きて家族で朝御飯を食べて下さい。
家族が揃って互いの笑顔を見ながら食べる。
たったこれだけのことで、子どもたちの心身は健全に育つのです。
食事と食卓は、身体と心の基本です。
子どもが切れやすいのも、働く意欲がなくニートになるのも、全ての原因は子どもの頃の食卓にあると私は思います。
子どもの育ちを「待つ」ことができる?
子どもは意思のある一人の人間で、発達の進度もそれぞれ違う
一人ひとり違う子どもの気持ちを受け止め
時には、上手く言葉に出来ない子の代わりに
気持ちを表現してあげることも大切
大人が一人ひとりの「子どもの成長を信じて待つ」ことが大事
心の原風景
あなたの幼少時代を思い出したとき、まず一番に頭に浮かぶ景色は何でしょうか?
嬉しいとき、悲しいとき、その時の日の光や香り、ふとした瞬間の情景。
溢れでる思いと共に、鮮やかによみがえるあの時の風景。
それが、あなたの「心の原風景」です。
ゆったりとした安堵感と共に、静かに自身を励まし、前を向く勇気を与えてくれる
「心の原風景」は、わたしの拠り所であり、自らを振り返る起点となるものです。
心の原風景は、人の内面の一番深層で人間性を形作り、支えてくれるものでもあります。
つまり、「人格」、「ひととなり」と呼ばれるものは、幼児期の教育の中で培われ形作られていくのです。
人格形成の基礎となり、長い人生を支えてくれる幼児期の体験。
子どもたち一人ひとりの心に触れながら、強さ・たくましさ、優しさや心の豊かさ、しっかりとした学力・思考力、豊かな情緒や感性など、子どもたちが成長して、自分自身の力で豊かな未来を切り開いていく力を豊富な経験の中で培っていきます。
そして、子どもたちにとって「心の原風景」となる経験を紡いでいきたいと強く願っています。