乳幼児期の言葉

 日常生活の中で、つい子どもを叱りつけることありませんか。
時間に追われて感情で子どもを叱り、「後であんなに叱らなければ」と後悔することありませんか。
乳幼児期は、言葉の習得に一番大切な時期です。
母語としての日本語は、世界に類を見ない「尊敬語・謙譲語・丁寧語」等を持ち合わせた素晴らしい言語です。
子どもは、探求反射と模倣反射を繰り返しながら成長していく時期ですので、テレビなどの影響を受けずに、大事に言葉を伝えていきたいですね。

 優しい愛情のこもった言葉を毎日聞いて育った子ども、何時も叱られ荒ぶれた言葉を投げ掛けられて育った子ども、どちらが心豊かな他人を思いやる人間に育っていくか考えて下さい。
叱られることに慣れ過ぎた子どもの心には、何が芽ばえるのでしょうか。
人間が成長する為には、小さな成功体験の積み重ねが一番大切であると思います。
欠点は目につき易いのに長所は見え難いものです。些細な出来事に対してでも、親が誉めることで子どもは自信がつき、心の安らぎを得ることができます。

私たち大人が夢のモデルに

 皆さんは、生きることをとことん楽しんでいますか?
 皆さんは、自らの道を自らの力で切り開こうと、打ち込んでいることはありますか?

 この当たり前のことが、当たり前にできない現状に、悲しみや危機感を感じているのは、私だけでしょうか。
「子どもは、大人の背中を見て育つ」と言われます。
「あんな風になりたい」「あんなことできたらいいな」と、子どもたちが自らワクワク感を持って、いきいきと生活できる環境って素敵だと思います。

 子どもたちに明るい未来、つまり「夢を持って欲しい」。
そして、「その夢が子どもたちの志」となって欲しい。
子どもたちの夢が「こころざし」に成長していくきっかけが、ハートピア保育園であり、温かい家庭であって欲しいと願っています。