モンテッソーリ教育を受けた人たち

モンテッソーリ教育が目指しているのは、自立し、周囲に対して思いやりを持てる人物を育てることです。日本の教育では、「与えられた課題を正確にこなす」ということに主眼が置かれがちですが、モンテッソーリ教育では自分で課題を見つけ、自分の力でやり抜く力が身に付きます。
モンテッソーリ教育が広く普及している欧米では、多くの人たちが乳幼児期にこの教育に触れています。(ごく一部の方ですがご紹介します)

政治家 バラク・オバマ大統領、ビル・クリントン大統領、ヒラリー・クリントン、ジャクリーン・ケネディ、
実業家 ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、マーク・ザッカーバーグ(フエイスブック)、ラリー・ベイジ(グーグル)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、
文筆家 ヘレン・ケラー、キャサリン・グラハム(新聞ワシントンポスト)、アンネ・フランク(アンネの日記)、ピーター・ドラッカー(経営学者)
音楽家 ヨーヨー・マ(チェロ奏者)、ビヨンセ・ジゼル(歌手)
発明家 トーマス・エジソン、アレクサンダー・グラハムベル
王 室 ウィリアム王子、ヘンリー王子、ジョージ王子
将 棋 藤井 聡太

 モンテッソーリ教育は、イタリアの女医マリア・モンテッソーリ氏が子どもを観察しながら、子どもから教えられ生み出した教育法です。
子どもが育つためには環境が大きな役割を果たし、発達に適した環境を整えることで、
「子どもが本来持っている成長の力を発展させていくことができる」と言う考えに基づいています。
特徴的な教具を使っての自由選択の自己活動を中心とした、子どもの個性を尊重し、子どものリズムに合わせた教育法と言えます。

 0歳から3歳は無意識的吸収期と言われています。
乳幼児期の子どもたちも、一人の人格として大切な存在であり、その精神と身体の発達はその後の人生のどの時期よりも目覚ましいものです。
保育園では、大人との信頼関係をまず大切にし、個々の成長のリズムに合わせた、ゆったりとした保育環境を心掛けています。

 3歳から5歳は意識的吸収期と言われています。
あらゆる面の発達が著しいこの時期、整えられた環境の中で精一杯活動すると子どもたちは満足し、心身共に伸びやかに成長していきます。
そして、それは他者への思いやりへと繋がっていくのです。
触覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚の五感を使って、色々なことを分類、比較、秩序づけて
子どもたちは喜びます。まさに感覚を磨く最適の時期と言えるでしょう。

 私たちは子どもたちの成長を十分に促す環境を用意して、子どもたちが必要とする時は手を貸してあげて、子どもたち自身が自分の力で、自分のペースで育っていく過程を見守りたいと思っています。