愛着形成と自我の芽生えを育む

 乳幼児期において、子どもは身近にいる特定の人による愛情豊かで受容的・応答的な関わりを通して、相手との間に愛情関係を形成し、これを拠りどころとして、人に対する基本的信頼関係を培っていきます。
また、自分がかけがえのない存在であり、周囲の大人から愛され受け入れられ、認められていることを実感し、自己肯定感を育んでいきます。
大人の愛情のこもった養護を通して愛着が形成されます。
子どもが不安になった時や困った時に、支えてくれる人が側にいることが大切です。
目は心の扉と言われるような子どものアイコンタクト、泣くことや笑うことの真の意義、子どもの興味、関心事を大人と共有したいという三項関係の芽生え、・・・・・
子どもは色々なメッセージを行動で発しています。
そのメッセージに気づいてあげられるよう、「私のことを見て」と言っているのかもしれません。

 その次に訪れる「自我の芽生えと自己主張の始まり」
1歳半から2歳になると、これまで大人から与えられてきた一つひとつのことを否定し、
「もう赤ちゃんじゃないんだから」「いちいち命令しないで」「自分で決めたいの」と訴えたい思いが、「いや」「だめ」と言う一語文で表現するようになります。
長く泣いたり・駄々をこねたりするのは、「なんで自分の要求を通してくれないの」と言う思い通りにならない悔しさや怒りの感情表現と言えるかもしれません。

 まさしく自我の芽生え、すなはち自分なりの心の世界が誕生すればこそ他者とのぶつかり合いを体験することになるわけです。
将来、人との葛藤を上手に切り抜ける為にも、この時期に信頼できる大人とぶつかり合うことが重要です。決して、大人の側の一方的な圧力で「だめですよ」「いけません」としつけることはしないで下さい。
子どものかたくなな態度に対して、大人のしなやかな対応が必要です。
大人が「まあいいか」と折れることもあれば、子どもが長泣きの後に大人の思いを受け入れることもあります。子どもが他者と折り合うことができる時には、自分の思いを相手に受け止めて貰っている、理解されている、尊重してもらえたと言うその人への信頼感が生じていることが何よりも大切だと思います。

保育園見学の勧め

9月上旬から、平成31年度の入園受付が始まりますので、新しく保育園に入園を考えてみえる知人がおみえになりましたら、この時期に出来るだけ多くの保育園をご自身の目で見学されることをお勧めします。
年度途中での入園は、0歳児のみとなりますので十分ご検討下さい。

平成31年度クラス定員予定

ハートピア保育園 総数243名

0歳児 30名  1歳児 40名  2歳児 41名
3歳児 45名  4歳児 41名  5歳児 46名

内部ハートピア保育園 総数156名

0歳児 30名  1歳児 30名  2歳児 35名
3歳児 30名  4歳児 22名  5歳児  9名