異年齢縦割り保育で子どもの心を育てる

 私たちが育った時代と比べると、社会は急速に変化をしました。
核家族化が進み、一人っ子が普通となり、地域とのつながりが薄くなり、人とのコミュニケ-ションが取れない子どもが急増していることは事実です。

 乳幼児期において異年齢という集団の中で、「多様な人間関係」を経験することはとても大切だと思います。
自分より幼い子どもを可愛がったり世話をしたりする喜び、おにいちゃん・おねえちゃんのようにやってみたいという意欲、子ども同士の関わりの中で自己をコントロールする力などが育つことによって、「人と関わる力」が身についていくのです。

 モンテッソーリ教育を取り入れている保育園・幼稚園を24年前から私自身沢山見てきました。多くの園が、3・4・5歳児の縦割り保育で毎日を過ごしています。
素晴らしく育った子どもに出会うと「どの様な保育を受けたのか」と考えさせられる時もあります。
7年前から、職員も日本モンテッソーリ協会の全国大会や京都のくすのき保育園・福岡のえんぜる保育園、エミール保育園などの公開保育に参加して保育を見つめ直す機会も多くとり、より良い保育の改善に努めてきました。

 幼児教育に携わって26年の月日が経ち、社会の変化に伴い子どもの育ちに疑問を抱くこともありますが、一番欠落しているのは「子どもの心の育ち」であるように私は思います。
小学校において支援学級で取り出し授業が必要であると言った話を聞くこともありますが、「何時までに何かを身に付ける」ことより、「長い人生、その子の心が育ち、学ぶ意欲さえ育っていけば」その子の周りの大人の接し方が変われば、「環境によって子どもはどのようにでも変わる」と信じています。

 この秋から4・5歳児の縦割り保育を本格的に取り入れ、「子どもの心の育ち」を共感して頂き、小学校就学までに培うべき力を身に付け、学校生活が楽しめるように最善を尽くして取り組んでいきますので宜しくお願いします。

保育園見学の勧め

 9月2日から、令和2年度の入園受付が始まりますので、新しく保育園に入園を考えてみえる知人がおみえになりましたら、この時期に出来るだけ多くの保育園をご自身の目で見学されることをお勧めします。
毎年入園希望者が多く、クラス定員の関係で入園が困難な場合もありますが、年度途中での入園は、0歳児のみとなりますので十分ご検討下さい。

ハートピア保育園   令和2年度クラス定員予定  総数239名

0歳児30名・1歳児40名・2歳児42名
3歳児45名・4歳児45名・5歳児37名

内部ハートピア保育園 令和2年度クラス定員予定  総数180名

0歳児25名・1歳児30名・2歳児35名
3歳児35名・4歳児25名・5歳児30名