新しい出会いに感謝、そしておかげさまで

この一年を振り返ってみると、今年も沢山の新しい出会いがありました。
新しく保育園生活が始まった52名の子どもたち(2園併せて)、そしてその保護者の皆さん、社会人になって始めて就職された5名の職員、・・・色々な出会いがありました。
そして、今年もまたいろんな人にお世話になりました。
人との繋がりの中で保育園は成り立ち、沢山の人の協力のもと、子どもたちの思い出をいっぱい作ることができました。
「おかげさまで」慌ただしい年の瀬ではありますが、お世話になった人たちへの感謝の心でこの年を締めくくりたいものです。

希望

 長い日数をかけて大事に育ててきた作物が、収穫の時を迎える秋。
日照りや長雨、ときには台風の進路に気をもみながら、丹精に育ててきた作物。
そのように手間隙かけて育てたものでも、ひとたび風が吹けば、それまでの苦労が一瞬にして水の泡となってしまうことがあります。この時ほど自然の前では人間がいかに小さく、無力な存在であるかを思い知らされることはありません。

 お互いの人生でも、一生懸命努力しても、自分の力ではどうしようもないことがあります。そんな時はわが身の不運を嘆き、世を恨むことがあるかもしれません。
済んでしまったこと、どうにもならないことを思い煩っていてもことは進展しません。

 とにかく一歩を踏み出すことです。何度つまずき窮地に立たされても、希望を失わず、そのつど次の一歩を踏み出すことが必要です。
そうすることで新たな道が開け、自分を一回りも二回りも成長させることができます。
人生の途上で出遭う苦難や挫折、それらを乗り越えさせるのは、やはり前途に対する希望であると思います。

すべてを包み込んでくれる人 ゆっくりと優しく流れる時間
あたたかい日だまりのある場所 そこが心の帰るところ

 乳幼児期の育ちには 無条件に幸福を実感できる関係が欠かせません
大人になってから あの子ども時代に戻ってみたいと思えるような
あたたかでやわらかく幸せな時間を 子どもと一緒に手作りしてみませんか
「心の帰るところ」を持っている人は
怒りや批判や不平不満ばかりの人生を歩くことはきっとないことでしょう