夢プロジェクト

~この街から育休による退園が無くなり、待機児童が無くなる日まで~

四日市市長選で再選を果たした 森 智広 市長は、令和2年12月3日の中日新聞で、「育休による退園を無くし、兄弟姉妹が同じ保育園に通えるようにしたい。そして、この4年間の内に新しい保育園を一つ二つ増やしたい」と述べられました。

令和2年度において四日市市内で、育休の為に100名の園児が退園し、兄弟姉妹が別の保育園に通っている園児が80名もいます。

また、低年齢児における入園児童数の増加に伴い、令和1年10月1日現在の保育提供枠の不足数は、第1ブロック(北部)202名・第2ブロック(中部)108名・第3ブロック(南部)142名となっています。~年度途中の入園が困難な状況です。

一年前に3603名の署名運動をした時に述べさせて頂いたように、「途切れの無い乳幼児期の教育の意義」をもう一度考えて頂き、少子化や核家族化が進む現代において、遊びを通して異年齢の子どもの触れ合いの中から他人を思いやる心が育ち、コミュニケーション能力を培うことが出来ることは事実です。

もうこれ以上小規模保育事業所等(19名以下の0~2歳の集団・現在20ヵ所)に依存することなく、「子どもの健全な発達に適切な環境」を考えて頂き、「子どもを産み育てやすい街づくり四日市」を目指して、若い世代が第二子・第三子を産みやすい環境を整えてあげて欲しいと切に願います。

産休・育児休暇中の方でも保育園に通っている子どもが、継続的に保育を受けられるようにしないと少子化に歯止めが掛からないように思います。

出産間際の女性にとって、ゆったりした時間を過ごすことは心理的にも大切なことです。

合計特殊出生率1.8以上にならないと人口統計学上も日本の社会を支えることが出来なくなります。福祉に携わる人間として、行政の方々には「乳幼児の心の育ち」を考えた政策をお願いします。

 また、昨今の保育事情としましては、子どもの個性や家庭の思いを重視し、保護者が子どもの為に保育園を選べる時代になっています。

しかし昔ながらの慣例により、保護者の思いを無視した入園希望児の振り分けや多くの弊害もあり、本来の「地域の子どもの福祉と子育て支援」の主旨から逸脱しているように感じられることが残念でなりません。

 このような状況は、鈴鹿市や津市などには見受けられません。

行政の目指している「子育てするなら四日市」というスローガンはとても耳心地の良いキャッチフレーズに聞こえますが、現状はかけ離れているように感じます。保育料の無償化に伴い保育需要は高まり、少子化に歯止めをかける為にも「子どもファースト」の気持ちを大切にして行政の方には取組んで頂きたく思います。

就労形態の多様化や共働き家庭、一人親家庭など多様なニーズに柔軟に対応した支援の充実を図ると共に、核家族化した若い夫婦が喜びを感じながら子育てができるよう、子どもの育ちと子育てを社会全体で支援していくことが益々必要になります。

この子が大きくなった時に どんな大人になるのか 考えると楽しみで希望がもてる

 一つひとつの子どもの仕草、表情を見ているだけで、笑顔が自然に溢れてくることってありませんか。一生懸命な姿を見ていると、「どんな大人になっていくのかな」と、想像がふくらみます。心配なこともあるけれど、一緒に歩いていけば大丈夫。

きっと乗り越えられますよ。

体操をとおして共感力を高める

 平成29年4月1日から毎月、園児の体操教室指導に 桑名 勇希 先生に来て頂き、子ども同士の共感力を高める為にお力を借りています。

先生は大学の体育学科を卒業後、器械体操の強化選手として活躍し、現在は相好体操クラブで後進の指導に当たっています。

 桑名先生から保護者の方に少しばかりお話をして頂きます。

私は園児の皆さんに体操を通して、身体を動かす楽しさや出来た喜びを感じて欲しいと思います。体操教室の活動はマット、跳び箱、鉄棒を含めて、ボール運動やかけっこ、プールなど色々な活動を取り入れています。スポーツの基本である全身運動の体操が、他のスポーツにも繋がるように意識して指導をさせて頂いています。

また、年2回の体力測定を実施し、子どもたちの成長記録を取っています。

 毎週の活動の中で大切にしていることは、個々の目標を達成した時、難しい技に挑戦した時に喜んでいる姿を見て、皆で共感することを大切に心掛けています。体操をとおして、子どもたちには心身ともにより強く逞しく成長していって欲しいと願っています。