子どもは、一人ひとり掛け替えの無い存在である。
子どもには、生まれながらに豊かに育つための権利がある。
それは、安心して生きること、虐待やいじめ、そしてあらゆる暴力や差別から守られること、自らの力を発揮して成長すること、思いや意見が尊重されることである。
子ども一人ひとりが、「人として大切にされ、豊かに育つことが出来るよう」
子どもの権利が守られなければならない。
全ての子どもには自ら育つ力と多くの可能性があり、子どもは自分が受け止められ、認められていると実感することで自己肯定感を高めることができる。
また、子どもは家庭や学校を始めとする地域社会での経験を通して、人との様々な関わりや多様な価値観に触れることで、人を思いやる心や自らの課題を乗り越える力を身に付けることができる。
そして、次の世代を大切に育てることのできる大人へと育っていく。
そのために、人と人とが強い絆で結ばれた地域社会を形成し、子ども一人ひとりが力を発揮して育つことができる社会へと向かうことが求められている。
私たちは、児童の権利に関する条例の理念にのっとり、子どもの権利が尊重される社会の実現を目指すこととする。
その為、私たちは相互に連携し、協働して、子どもが豊かに育つことができる地域社会づくりに取り組むことを決意し、この条例を制定する。
私たち大人が夢のモデルに
皆さんは、生きることをとことん楽しんでいますか?
皆さんは、自らの道を自らの力で切り開こうと、打ち込んでいることはありますか?
この当たり前のことが、当たり前にできない現状に、悲しみや危機感を感じているのは、私だけでしょうか。
「子どもは、大人の背中を見て育つ」と言われます。
「あんな風になりたい」「あんなことできたらいいな」と、子どもたちが自らワクワク感を持って、いきいきと生活できる環境って素敵だと思います。
子どもたちに明るい未来、つまり「夢を持って欲しい」。そして、「その夢が子どもたちの志」となって欲しい。子どもたちの夢が「こころざし」に成長していくきっかけが、社会福祉法人 志生会であり、温かい家庭であって欲しいと願っています。
保育発表会を振り返って
今年の発表会は、コロナの状況下で制約もあり保護者の方にご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
クラス皆で話し合い、一丸となって取り組んだ音楽表現の「劇」は、如何でしたか?
ひとつの劇を作り上げるまでの過程を大切に、クラスの絆が深まったことがとても嬉しく思います。子どもたち一人ひとりが役を演じようとしている姿は、とても感動的で見る側にも素晴らしい思い出を作ってくれたことでしょう。
また、感情を込めて歌う子どもたちの姿にも自信が感じられ、毎日の保育の積み重ねが、
本番でも十分に発揮できたと思います。
「思い出という宝物」をいっぱい持って保育園を巣立っていって欲しいと願い、保育カリキュラムを毎年検討しています。
保護者の方には、厳しいことをお願いすることも多くあると思いますが、「主役は子どもたち・・・それが保育園」だとご理解下さい。
これからも「保育の質」の向上に努め、就学前の教育を担っていく所存ですので、規則正しい生活リズムの構築に努めて頂きますようお願いします。
最後に、クラスだよりでお願いしましたように、8時50分までに登園して頂き、9時からの「朝の会」で始まり15時40分の「帰りの会」までは保育時間です。
子どもの体調が悪い時や特別な事情がある時は、担任保育士に連絡して頂き、それ以外保育時間中のお迎えは慎んで下さい。
もし「習い事」をされる場合は、保育時間以外でお願いします。