生まれたばかりのか弱く小さい我が子を初めて胸に抱いた日、誰もが「幸せになって」と心の底から祈ります。これから楽しいことをいっぱいして、ワクワクするような経験を沢山して、良い友だちや幸せな時間を手に入れて、「生まれてきてよかった」と思って欲しい。
そして、そこから親の奮闘は始まります。子どもの為にできる限り清潔で快適な環境を整え、「良い」と思うものだけを与え、「良い」と聞いたことをあれこれ試して、小さいうちにより「良い」体験を沢山させようと頑張ります。
でも、それは本当に子どもの為に「良い」ことでしょうか。
子どもに「幸せ」そのものをプレゼントすることは実はできません。
子どもは自分の力で幸せになるのです。
大人に出来ることは、子どもが幸せを手に入れる為のシンプルで強い、時を経ても変わらない、本物の道具を渡してあげることだけ。
子どもが自分を高め、やがて友情や愛、知性など、お金では買えない大切なものを手に入れる為の道具・・・。それは好奇心、希望、一生懸命頑張る心、自分を大切に思う心、人を大切に思う心、そして困難を乗り越える力です。
だから人生の土台となる乳幼児期に、子どもが正しい方向へ「生きる力」「伸びる力」
を身に付けられる環境を作ることこそが、大人に出来るたった一つの、そして最上のプレゼントなのではないかと思うのです。
子どもという新しい存在との出会いに感謝
産声を覚えていますか? 初めての対面した時のことを覚えていますか?
子どもたちの出生からの日々・・・。
子どもの笑顔、寝顔は、心和ませてくれる、まるで魔法の薬。
どんなに忙しくても、どんなに苦しくても、
その魔法の薬で何度、癒されたことでしょう。
あなたに出会えて、本当によかった。本当にありがとう。