幸せはどこにある

貴方の幸せはどこにありますか 
人は先の幸せを求めると苦しくなります
先の幸せをいくら探しても そこには貴方の「欲」しか見つかりません
「先の幸せ」を「今の幸せ」にして探してみて下さい
本当の幸せは「先」ではなく「今」にあります 
貴方の心の中でいつも貴方に寄り添ってくれています
そしてまた 貴方も気づかぬ間に誰かの幸せになり 
誰かの心の支えになっているのです
ご先祖様がいるから今の貴方がいるように 
当たり前なことほど当たり前ではありません
今の幸せに気づくことが 先の幸せになるのです
もう一度 自分の幸せを見つめ 今を生きて下さい

(旅先で見つけた素敵な言葉)

希  望

 長い日数をかけて大事に育ててきた作物が、収穫の時を迎える秋。
日照りや長雨、ときには台風の進路に気をもみながら、丹精に育ててきた作物。
そのように手間隙かけて育てたものでも、ひとたび風が吹けば、それまでの苦労が一瞬にして水の泡となってしまうことがあります。この時ほど自然の前では人間がいかに小さく、無力な存在であるかを思い知らされることはありません。
 お互いの人生でも、一生懸命努力しても、自分の力ではどうしようもないことがあります。そんな時はわが身の不運を嘆き、世を恨むことがあるかもしれません。
済んでしまったこと、どうにもならないことを思い煩っていてもことは進展しません。
 とにかく一歩を踏み出すことです。何度つまずき窮地に立たされても、希望を失わず、そのつど次の一歩を踏み出すことが必要です。
そうすることで新たな道が開け、自分を一回りも二回りも成長させることができます。
人生の途上で出遭う苦難や挫折、それらを乗り越えさせるのは、やはり前途に対する希望であると思います。

主体性を引き出す環境について

 主体性を引き出すためには、子どもたちの安心感を生む環境が必要だと思います。
言い換えれば、受容されていると子どもが感じることで、情緒が安定し自分を発揮したくなるのです。
 環境を構成する要素は、「空間」「時間」「人間」という三つの「間」でよく表されます。
空間とは、家庭・保育室・園庭・遊具・自然などの環境です。
時間とは、ゆるやかで子どものペースに合ったリズムとメリハリのある流れが大切です。
人間とは、一緒に育つ仲間とそれを支える保護者・保育者のことです。
子どもは一人ひとりバラバラに育っているわけではありません。
共に育つ仲間がいてこそ、刺激・共感・摩擦などを体験しながら人間らしく育つのです。
そして、その育ちを理解し支える保護者・保育者が欠かせないのです。
困った時や嬉しい時に、受け止めてくれる保護者・保育者がいるから、自分は認められていると感じ、子どもは安心感を持って生活できるのです。
保護者・保育者は、自分が環境であると共に、空間的環境・時間的環境のプランナーでもあるのです。