謹んで新年のお慶びを申し上げます

新しい年が素晴らしい一年になりますよう
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
乳幼児期の保護者支援を通して
この街で子育てを楽しみ
少しでも少子化に歯止めがかかってくれることを
願っています

令和 8年 元旦

子どもを育てているのは、親だけではありません!

 親と子どもの周りには、様々の仲間がいます。
子育ての悩みや困ったことを、家族の中だけで抱え込まなくてもいい。
時々は、他の手を借りても構わない。
それがきっと、子どものためにもなるから。
そして、親のためにも。
楽しいことを、沢山の人と共有できるように。
一生懸命が伝われば、きっと誰かが手を差し伸べてくれるはず。
そんな子育ての応援団が保育園であり、貴女の周りにいる保育士です。
子どもが幾つになっても、子どもにとっても保護者にとっても、「保育園は心のふるさと」
であり続けたい。

異年齢縦割り保育について

 私たちが育った時代と比べると、社会は急速に変化をしました。
核家族化が進み、一人っ子が普通となり、地域とのつながりが薄くなり、人とのコミュニケ-ションが取れない子どもが急増していることは事実です。
 乳幼児期において異年齢という集団の中で、「多様な人間関係」を経験することはとても大切だと思います。
自分より幼い子どもを可愛がったり世話をしたりする喜び、おにいちゃん・おねえちゃんのようにやってみたいという意欲、子ども同士の関わりの中で自己をコントロールする力などが育つことによって、「人と関わる力」が身についていくのです。
 モンテッソーリ教育を取り入れている保育園・幼稚園を32年前から私自身沢山見てきました。多くの園が、3・4・5歳児の縦割り保育で毎日を過ごしています。
素晴らしく育った子どもに出会うと「どの様な保育を受けたのか」と考えさせられる時もあります。
私どもの職員も日本モンテッソーリ協会の全国大会や京都のくすのき保育園、福岡のえんぜる保育園、エミール保育園などの公開保育に参加して保育を見つめ直し、10年以上前から東京や名古屋から来て頂いている講師によるモンテッソーリ教育勉強会を毎月行い、より良い保育の改善に努めています。
 社会の変化に伴い子どもの育ちに疑問を抱くこともありますが、一番欠落しているのは「子どもの心の育ち」であるように私は思います。
小学校において支援学級で取り出し授業が必要であると言った話を聞くこともありますが、「何時までに何かを身に付ける」ことより、「長い人生、子どもの心が育ち、学ぶ意欲さえ育っていけば」、子どもの周りの大人の接し方が変われば、「環境によって子どもはどのようにでも変わる」と信じています。
「子どもの心の育ち」を共感して頂き、小学校就学までに培うべき力を身に付け、学校生活が楽しめるように最善を尽くして取り組んでいきますので宜しくお願いします。

親の背中を見て子は育つ

 親としては、「自分の子には、こうあって欲しい」「こんな子どもに育って欲しい」など、子どもに求める理想の姿のようなものがあります。
しかし、いくら理想を求めても、親のほうが子どもの手本になっていなければ、子どもはそうはなってくれません。
例えば、子どもに「感謝の気持ちを持て」と言ってみたところで、親がそういう気持ちを持っていないと、口先だけでは伝わりません。
親自身に、人間としてこうありたいと言う確かたる目安があって初めて、子どもにも同じ思いが伝わるのです。
 言い古された言葉ですが、子どもは親の言うことの3割までしか身につけないが、親の行うことはその7割以上を身につけてしまうそうです。
ですから「しつけ」も含め、「こうなって欲しいと望む子どもの姿」を実現する最も有効な方法は、親自身が先ずその望まれる姿を子どもの前で示すことです。
一度、自分自身を振り返り、自分がどんな人間であるのかを客観的に見つめ直してみましょう。
そうすれば、子どもに示すべき自らの姿が見えてくるでしょう。