令和元年 志生会の年間目標

 社会福祉法人 志生会 の年間目標は、「子どもの遊びの充実」と「主体性ある人づくり」とします。
少子化や核家族化が進む現代において、遊びを通して異年齢の子どもの触れ合いの中から他人を思いやる心が育ち、コミュニケーション能力を培うことが出来れば嬉しく思います。

主体性を引き出す環境について

 主体性を引き出すためには、子どもたちの安心感を生む環境が必要だと思います。
言い換えれば、受容されていると子どもが感じることで、情緒が安定し自分を発揮したくなるのです。

 環境を構成する要素は、「空間」「時間」「人間」という三つの「間」でよく表されます。
空間とは、家庭・保育室・園庭・遊具・自然などの環境です。
時間とは、ゆるやかで子どものペースに合ったリズムとメリハリのある流れが大切です。
人間とは、一緒に育つ仲間とそれを支える保護者・保育者のことです。

 子どもは一人ひとりバラバラに育っているわけではありません。
共に育つ仲間がいてこそ、刺激・共感・摩擦などを体験しながら人間らしく育つのです。
そして、その育ちを理解し支える保護者・保育者が欠かせないのです。
困った時や嬉しい時に、受け止めてくれる保護者・保育者がいるから、自分は認められていると感じ、子どもは安心感を持って生活できるのです。
保護者・保育者は、自分が環境であると共に、空間的環境・時間的環境のプランナーでもあるのです。

砂場遊びの魅力

 砂は、遊びの素材として優れた性質を持っています。
なぜなら、子どもの働きかけに対する応答性が高いからです。
例えば、砂をスコップでかき出せば穴が掘れ、積み上げれば山になり、手ですぐに崩すこともでき、丸めればお団子になります。
何度でも作り直すことができ、作ったものは様々なものに見立てやすいので、創造力が育ちます。このような特性がある砂場は、子ども自身が遊びこむことのできる保育に必要不可欠な環境です。

 砂場から生まれる遊びは多種多様です。単純に砂をすくったりこぼしたりする操作遊び、ままごとなどのごっこ遊び、川づくりや街づくりなどの造形表現遊びにも使えます。ダイナミックな遊びから繊細な遊びまで、幅広く対応できるのが砂場の良いところです。

 0・1歳児の子どもの中には、砂場に行っても砂に触れることを嫌がる子もいますが、お友だちが楽しく遊んでいる姿を見て、「やってみよう」と言う気持ちになり、勇気を出して一歩踏み出すことで、遊びの世界が広がることがいっぱいあります。
子どもたちが、身近にある水や砂や土を触ることで、心地良いと感じて心を開放してダイナミックに遊べる子どもたちに成長して欲しいと願っています。

水と砂でコーヒータイム

 この仕事に就いて長い年月が経ち、色々な保育園・幼稚園・幼児教室を見学する機会が沢山ありました。
私が出会った子どもたちから素敵なおもてなしを受けた話をしたいと思います。
ある保育園に遊びに行った時に、「先生、コーヒーできたよ」と小さなバケツに水と砂を入れて、数人の子どもが手やスコップで混ぜて作ったものを見せてくれました。
「コーヒーちょうど飲みたかったんだよ。ありがとう。」と言うと、それを聞いていた周りの子どもたちも「はい、どうぞ。」とコーヒー作りが始まりました。
暫くすると、「飲み物だけでは寂しいので、ケーキ作るね。」と一人の女の子がつぶやくと、小さな容器に砂を詰めてお皿で蓋をしてひっくり返すと美味しそうなケーキができました。
それを見ていた周りの子どもたちが思い思いのカップを手にケーキ作りが始まりました。できたケーキをテーブルに並べて、「美味しそうだね、イチゴを上にのせたいな。」などと会話が弾み、見立て遊びの楽しさに触れることが出来ました。

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