言霊(ことだま)

 良い言葉を受けた水は、凍ると美しい結晶になるそうです。
反対に罵声を浴びた水は、結晶化しないとも・・・
無機の水分子構造さえも変える力が、言葉に秘められているとは。
 古代人が、「言霊」と呼んだのは、万人がその力を知っていたからかもしれません。
現代人は高度文明と引き替えに、何かを失いどこかが麻痺しているのかもしれません。
 少し昔に戻ってゆっくり進めば、良い言葉を選んで語れば・・・
優しさ・ゆとり・感謝が生まれ、荒ぶる心や社会が落ち着くように思います。

不安・不幸が自分の磨き砂になる

 人は生きている間、誰でも様々な不安、不幸に悩まされるものです。
ある日突然、不幸が襲ってくることもあります。
「最も頼りにしていた親を亡くす」「愛していた人が離れていく」など、人は色々な問題を抱えて生きているのです。
「その解決のために人生はある」と言ってもいいでしょう。
 苦労しているのは、決して貴方だけではありません。
表面は幸福そうに見える人も、胸の奥に大小様々な悩みを秘めて生きているものです。それを言えば愚痴になり、周りの人を不愉快にするので黙っているだけなのです。
そうした悩みは、やがて時が解決してくれます。
 谷が深ければ深いほど、山がより高く見えるものです。
これと同じように、真の喜びは不安や不幸の裏返しであり、その時に得られる感動や感謝であるとも言えます。「苦悩無くして精神の果実は実らない」というトルストイの言葉の意味をぜひ知って下さい。
恵まれっぱなしですと、それを正しくはかる感性が鈍ってしまうものです。
 不幸や不安に遭遇した時は、確かに苦しく辛いけれども、人間形成にとっては掛け替えのない良薬になるものです。
それは貴方が、「不安も悲しみも、そして不幸ですら、人生の全ては自分を高める磨き砂になる」と決心できるかどうかにかかっています。
そして、「たった一度の人生、プラス思考で自分の人生を謳歌して生きていきたい」と私自身いつも思っています。

子どもとの信頼関係の中で 大切にすることは話を聞くこと

 親に話を聞いてもらえなかった子どもは、人の話をあまり聞けないそうです。
思い当たることはありませんか。
忙しくても、ちょっと手を止めて、子どもの話を聞いてあげてみて下さい。
そうすることで、親と子どもが、信頼関係で結ばれるのです。
大人だって、話を聞いてもらうとすっきりしたり、嬉しかったりしますよね。