日永ハートピア保育園 開園に向けて

 四日市市の待機児童緩和のため日永ハートピア保育園の建設が7月1日より始まりました。
これからの時代を支えていく子どもたちの為に、最善を尽くして乳幼児期の保護者支援をしていきます。
育休による退園が無くなり、兄弟姉妹が同じ保育園に通えるように四日市市子ども未来部に働きかけていきます。この街で子育てを楽しみ、少しでも少子化に歯止めがかかってくれることを願っています。

保育園見学の勧め

9月上旬から、令和5年度の入園受付が始まりますので、新しく保育園に入園を考えてみえる知人がおみえになりましたら、この時期に出来るだけ多くの保育園をご自身の目で見学されることをお勧めします。毎年入園希望者が多く、クラス定員の関係で入園が困難な場合もありますが、年度途中での入園は0歳児のみとなりますので十分ご検討下さい。

ハートピア保育園 園児数 215名

0歳児21名・1歳児40名・2歳児40名
3歳児42名・4歳児30名・5歳児42名

内部ハートピア保育園 園児数 204名

0歳児21名・1歳児32名・2歳児36名
3歳児40名・4歳児40名・5歳児35名

日永ハートピア保育園 園児数 147名

0歳児21名・1歳児32名・2歳児36名
3歳児40名・4歳児 6名・5歳児12名

芝生をとおして乳幼児の足育を考える

 今から12年ほど前に園庭を全て芝生に変えました。
春から夏にかけては、芝生が良く伸びるので2週間ごとに芝生を刈り、毎日水をあげなければなりません。芝生によって子どもたちの園庭での怪我が少なくなり、子どもたちの好奇心をくすぐる虫や鳥が多く集まってきます。
そして、緑をとおして子どもたちの心が癒されます。
理事長のわがままの為に職員の水やりのお仕事が増えてしまいましたが、子どもたちの環境を良くする為に快く協力してくれています。

 土踏まずの未形成(4歳までに形成されると言われているアーチが十分に形成されていない。アーチの役割はバネと同じであると考えて下さい。荷重を受け止め支え、かつ歩く為に足が地面から離れるとポンと戻り、歩行に推進力を付けてくれるのに必要なのがアーチです。) や足指の異常(5本の指が全て地面に着いていない)が問題になり出したのは、医学的統計によると1980年代の後半からです。
私が幼児教育に関わる仕事について30年になりますが、園庭を芝生に変えようと思ったきっかけは、子どもの変化が気になったからです。
散歩に出ると直ぐに音をあげ、長い時間立っていられない、立つ姿勢が安定しない、転びやすい子どもが増えたことに起因します。

 足は全身を支え、立ち歩くことを可能にしている器官です。
私たちは何気なく立っていますが、体重が10㎏なら、足には上から10㎏の重さがかかると同時に、地面から同じ力で押し返されています。この押し返しによって、私たちは倒れずにいることが出来ます。
そして、5本の指が地面や床にしっかり着いて初めて立ち姿勢が安定します。指がぐっと踏ん張って地面をつかむブレーキのような役割も果たしており、指がしっかり着いていないと急に止まれず、転びやすくなることが考えられます。

 芝生の上を時には裸足になって、芝生を足の裏から感じるのも感覚の敏感期にある子どもにとっては必要なことかもしれません。最後に、子どもの足の成長に靴が大きな役割を果たしていることを保護者の方に再認識して頂きたく思います。